サーブ&ボレーヤーの頭の中はプレー前のイメージにある
サーブ&ボレーヤーは、一球一球が、
決めのショットになる可能性が高い。
つまり、攻撃というか、ポイントを
取りに行くプレースタイルなので
相手のミスを待つというより、
自分からポイントメイクしていく
ことになる。
それがサーブ&ボレー
現在は、グランドストロークの技術や
ラケットの進化が著しいので、
ネットプレーヤーの攻撃力を
はるかに超える攻撃力を
ベースラインから放つ選手が多いのだが、
ステファンエドバーグが活躍していた
時代は、それ以上にネットプレーが
功を奏していたのだ。
サーブ&ネットプレーヤーは
計画的なプレースタイルで、
ゲームではサービスに入る前に
どんな配球でポイントを取りに行くのか
ほぼ、イメージしている。
つまり、サービスのコースであったり
相手のフォアハンド側に打つのか、
バックハンド側に打つのか。
スピンで弾むサーブにするのか、
スライスで低く切れるサーブにするのか。
自分の打つサービスによって
相手の返球のコースも試合の中で
傾向があるので、読むのだ。
サーブ&ボレーは、このあらかじめの
読みがあるのとないのとでは、
プレーに余裕があるかないかを決めて
しまう。
一流になると自分のショットも
次の返球の読みも研ぎ澄まされて
くるので、積み上げていくと
相手との差はあまりにも大きくなる。
世界のトップはそういう細かな部分でも
他者を圧倒しているのだろう。