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北欧の貴公子 ステファン・エドバーグ

出身は北欧のスウェーデン出身のプロテニスプレーヤー。1966年1月生まれで現在49歳である。 テニス界には、現役は引退しているが、ロジャー・フェデラーのコーチとして世界を回っている。 そんな彼のことと筆者への影響などについて書き綴ってみようと思う。

ステファン・エドバーグとボリス・ベッカーの4大大会での対戦成績は3勝1敗でステファン

ステファン・エドバーグとボリス・ベッカー

対戦成績は、4大大会とそのほかの公式戦を

合わせて対戦数が35あり、

そのうち25試合はボリスベッカーが勝利して

いる。

つまり、トータルでみると

ベッカーのほうに圧倒的に軍配が上がっている。

 

テニスは相手あって初めて勝ち負けが

決まる。一対一なので、お互いの

ショットや体力の差が、

ポイントに対する集中力の差が、

勝敗を分ける。

 

エドバーグとベッカーをいくつかの

パーツで分けて考えてみようと思う。

 

まずは、体力、筋力面である。

身長・体重に関しては、

エドバーグ 188cm 77kg

ベッカー  190cm 85kg

である。

両者とも高身長であり、

大きな恵まれた身体をもっている。

全体的にはベッカーのほうが

大きい。

特に体重がエドバーグよりベッカーのほうが

8kgも大きいということは、

力強いショットを打つという面では

ベッカーのほうが有利だ。

もちろん公式ページでのデータなので、

その時によっては、多少の変動がある数値では

あるのだが、大概は、この数字で比較できる。

身体の大きさは、自分から生み出すパワーの

大きさを表すので、

個々のショットを取ると、スピードや

ボールの重みに現れてくる。

なので、体力面からいうとベッカーに軍配が

あがる。

ただ、持久面では、単純に比較が出来ないので、

もちろん、体が大きい人のほうが

一つの動作に毎回、より大きなエネルギーを

使うわけだから、体の小さいほうが

持続力はあるかもしれない。

 

この体力面で見ると、

特にベッカーはサーブ面でエドバーグを圧倒する。

彼のサーブは、ブンブンサーブと日本では

言われるように、

体力にまかせてラケットをブンブン振り回せる

ので、スピードに乗ったサーブが打てる。

 

なので、実際の結果もサービスエースが多い。

 

しかも、サービスの質が、エドバーグがスピンサーブ

を主体とした回転系なのに対し、

ベッカーはフラット系のボールを前に

押し出す推進力をもったボールを

サーブで打つことが出来るのだ。

 

よって、スピードに乗ったボールで

相手にボールを触れさせないサーブが

打てたり、重みのある威力的なボールを

相手にぶつけていくので、

相手もラケットをはじかれる機会が

多い。

 

したがって、プレッシャーのかからない

ポイントでは、心理的な圧迫がないので

比較的自分の体力にまかせたプレーを

すると、サービスエースやリターンエース、

ストロークでの一発で決めるエースを

取ることができる。

ベッカーはここが強いのだ。

これに対してエドバーグは、スピンサーブなので

ベッカーほど前に進む威力のあるボールは

打てないが、回転系のサーブで

確実にサービスを入れ、コースを突いて

相手に正確な返球をしにくい状態に

追い込む。

ベッカーほどサーブは早くないので、

相手がラケットで触れないほどの状態には

ならないのだが、

返球が甘くなるスピンサーブなので、

そのあとの得意のボレーが決まりやすい

のだ。

 

これは、すべてのショットでいえることになる。

 

ただ、ショットによっては

質が違うので、お互いの得意不得意が出て、

総合力で肉体の大きさとは関係のない

試合結果になることも多いのがテニスだ。

 

個人的な筆者の見解からの比較なので

一概にこうだとは言えないことはあらかじめ

伝えておこう。

フォアハンドストロークに関しては、

サーブと同じことが言える。

ベッカーがグリップの握りかたが、

ウエスタングリップに近い。

そして、エドバーグはイースタングリップ。

厚い握りと言われるウエスタングリップ

のほうが、振り回しやすく、フラットに

近い当たりでトップスピンもかけやすい

という面でベッカーに軍配。

 

バックハンドストロークに関しては、

両者拮抗している。

フォアハンドにくらべて、

手首の自由が利かせずらいバックハンドは

小細工が利かせづらいショットになる。

 

したがって、十分な余裕ある体制で

打てるときは、ベッカーに軍配があがり、

いろいろな状況で安定して、

威力あるショットというと若干エドバーグに

あると思われる。

 

ネットプレーについては、

ショットの威力については、ベッカーだが

総合力という面ではエドバーグだろう。

つまり、ボレーがネットプレーのメインに

なるが、ボレーはボールの威力というより

キレやコースがポイントになるからだ。

 

相手が取れない場所にボールのコースを打ち

わけることが大事になる。

しかも、ネットに近いため、相手の

ボールはノーバウンドのダイレクトで

受け止めることになるので、

相手のボールの威力を

自分のショットの威力に変えることが

出来るのだ。

 

なので、体力差が必ずしもショットの良さに

つながるわけでないという点で

エドバーグに有利なプレーになる。

 

しかも、細かな相手の返球のコースの読みや

ポレーを安定させる下半身の安定感でいうと

体重の重い人よりは軽い人のほうが

動きやすいというのがネットプレーになる。

 

残りのショットはスマッシュになるが

スマッシュは差が出にくいし、機会が

他のショットに比べて少ないので、

総合力の中のごく一部なので両者の比較には

使わなくてもいいかもしれない。

 

ここまで見てきて、

言えることは、

シンプルに言うと、

筋力や体力面ではベッカー

集中力と総合面ではエドバーグ

 

といいたいのである。

 

つまり、それぞれの特徴が生きる

大会では、その特徴を持ったプレーヤーのほうが

勝利する。

 

なので、4大大会と比べてプレッシャーの

ない大会で圧倒的にエドバーグに勝ち越している

ベッカーの数字は、対戦成績25勝10敗に出ている。

 

そして、4大大会などプレッシャーや重圧が

かかる大会でエドバーグが3勝1敗であること

は、エドバーグが総合力の面で

ベッカーに勝っているといえる。

 

喉から手が出るほど欲しいタイトルは

テニス界では4大トーナメントであり

それをつかむプレーヤーは

一握りであるという点で、

総合力がとても大事であることがわかる。

 

テニスは、これ以外にも

ポイントの組み立てや試合運びなども

勝敗をわける要素になるので、

プレーヤーだけでなく

プレーヤーを教えるコーチや

生活を支える家族も重要な役割を果たすという点

では、本当に総合力が大事なのだという

ことがわかる。