北欧の貴公子 ステファン・エドバーグ

出身は北欧のスウェーデン出身のプロテニスプレーヤー。1966年1月生まれで現在49歳である。 テニス界には、現役は引退しているが、ロジャー・フェデラーのコーチとして世界を回っている。 そんな彼のことと筆者への影響などについて書き綴ってみようと思う。

何かに夢中になる

私がテニスに求めた、いや、ステフォン・エドバーグ
から、見たものは何だったのか。

今やっと振り返る時間が
当時から20年以上たったところで
やってきた。

まさか、このような文章をネットに向かって
タイピングするなんてことは
当時は思ってもみなかった。

なので、文章を書きながら
自分の彼からの影響を
考えてみたいと思っている。

私が彼に求めたものは?

当時、夢中になるものを失っていた私は
なにかを求めていた。

ウィンブルドンでプレーする彼が
私と何かダブって見えたのか、
単なる憧れだったかは
どちらもそうだといえる。

彼は目立って自己主張の強い人間では
ないようだ。
テニスコートでプレイしているときは、
非常に冷静である。

そして、プレイ一つ一つに意味を持たせるべく
打つボールのコースや速度などを
最新の注意を払っている。

テニスというスポーツはどんなスポーツか?

ちょっとルールを簡単に説明したいと思う。

もちろんご存知の方は言うまでもないのだが。

スポーツなので点数を取り合うこと、
そして、相手よりも一定のポイントを
早く取ることで勝つことができる。

一つ一つのポイントの合計で
1ゲームを取得する。

そして、ゲーム数を6ゲーム先にとったほうが
1セットを取得する。

3セットマッチか、5セットマッチがあり、
小さい大会は3セットマッチだが
ウィンブルドンのように有名な大きな大会に
なると5セットマッチになる。

3ネットマッチは2セット先にとったほうが、勝ち
5セットマッチは3セット先に取ったほうが、勝ちだ。

ちょっと戻るがテニスは、1ゲームの中にある
ポイントの数え方が面白い。

相手から1ポイント取るごとに
15
30
40
ゲーム

となる。

つまり、4ポイント先に取ったほうが
そのゲームを取得する。

とくに1ゲームは2ポイント以上の差をつけて
取らないといけないので、
40-40になったら、デュースといい、
そこから2ポイント離さないと
1ゲーム取れないわけだ。

したがって、力が拮抗している対戦相手とは
この2ポイント差をつけるのが
苦労するため、
長時間の試合時間になることがある。

サッカーやボクシングみたいに
一定の時間の中で
やるスポーツではなく、
先に決められたポイントを相手よりも取った
ほうが勝ち、というスポーツである。

種目はシングルスとダブルスがある。

テニス界では
シングルスの強いプレーヤーが
有名になるが、
ステファン・エドバーグはその両方ともが
強い稀な世界的プレーヤーであった。

彼は、プロになる前のジュニア選手権で
世界的な大きな4大大会を
すべて優勝した唯一の選手である。

4大大会をすべてを優勝すると
グランドスラマーといい
ジュニアのクランドスラマーは
いまだに彼しかいないのだ。

どれだけ、若いときから
彼が素質と、結果を出す実力を
備えていたかがわかる。

そして、プロになってからも
4大大会において、数々の優勝をしている。

4大大会とは、
全豪オープン(オーストラリア)
全仏オープン(フランス)
ウィンブルドン(イギリス)
全米オープン(アメリカ)
である。

テニス界では、これだけの大きな舞台を
プレーヤーに用意しているのだ。

プロになってからのステファンの4大大会での成績は
以下の通りだ。
計6回優勝している。
全豪優勝(1985・87)
全仏準優勝(1989)
全英優勝(1988・90)
全米優勝(1991・92)

このような成績を収められたのは、
彼のテニスに対する情熱、
そして、それにのめり込み夢中になっている
姿が人の心を打っていたに違いない。

そのうちの一人が私であったことは
否めないだろう。