北欧の貴公子 ステファン・エドバーグ

出身は北欧のスウェーデン出身のプロテニスプレーヤー。1966年1月生まれで現在49歳である。 テニス界には、現役は引退しているが、ロジャー・フェデラーのコーチとして世界を回っている。 そんな彼のことと筆者への影響などについて書き綴ってみようと思う。

日本人テニスプレーヤーのマインドは変わった

私は、世代でいうと

日本人選手では、松岡修造世代です。
 
なので、もともとテニスの発祥が
ヨーロッパで、そこから戦前戦後で
歴史が積み重ねられてきているので、
男子では日本人選手が、世界の場に
姿をチラッと現し始めた世代と
言えるかもしれません。
 

同じ世代に女子では、伊達公子さんが
います。
たぶん、年齢でいうと私の1コ下くらいに
なると思いますが、
彼女は世界のトップ10に常に
入り込めた唯一の女子プレーヤーです。
 
同じ世代に世界に出ているプレーヤー
がいるのは、とても嬉しいことです。
 
世界に出ていけてるというのは、
人類の歴史でもあるからです。
 
そして、今は、錦織圭が男子選手と
して、初めて常時世界のトップ10内に
いるプレーヤーになったかと
思います。
 
私がテニスに夢中になっていた
20年前とは、かなり様変わりして
来ました。
 
とても楽しいかぎりです。
 
テニスとは違う世界で社会人生活を
送っていた私は、ここ15年くらいの
テニスの変化については、
あまり詳しくありません。
 
なので、しばらく振りに
テニスを振り返ってみることは、
昔の思い出も含めて、とても楽しい。
 
日本人選手が、なぜ、ここまで
世界に出るようになってきたのか。
 
おそらく、時が経つにつれて、
世界とのコミュニケーションに慣れて
きたのではないか、
と思っています。
 
インターネットの発達によって、
一般レベルの方でも世界の情報を
瞬時に取ることが出来るようになって、
それまでに思い込んでいた世界を
身近に感じられるようになって
いることが、とても大きいと思います。
 
私の学生時代は、情報源はテレビだけ
でした。
週に一度だけ、ダイジェストで
マイワールドビッグテニスという
テレビ東京の番組をリアルタイムで
VHSのビデオテープに録画しながら
みたものです。
 
が、今はYouTubeで録画することも
なく、何度も繰り返し、最近の
試合をみることが出来ます。
しかも、プロ選手の練習風景まで
動画で撮ってくれているファンが
いるので、テレビ局にはない映像が
楽しめるのです。
 
つまり、現実の映像がテレビ局が作る
商用目的以上に、臨場感のある身近な
プライベートネタまで知ることが出来る
のです。
 
人は常に一緒にいる仲間に影響される
生き物と言われていて、
考え方や雰囲気まで近くにいる人の
状態を脳に取り込んでいます。
 
まさに、世界のトップ情報を
リアルタイムに近い形で取り入れられる
時代は、日本人に素晴らしい影響を
与えていると思います。
 
おそらく私の20年前にインターネットが
自分の部屋にあったら、
学生時代、外出することはなかった
でしょう。
なぜなら、テニスをするためにテニス
コートに立つ以外はきっとネットの
画面でエドバーグやベッカー、レンドル
マッケンローなどの映像をかじりつく
ように見ていたと思います。
 
世界に触れると、マインドも世界規模に
なるものです。
 
そういう意味では、スポーツだけで
なく、あらゆる分野で
日本人はマインドを変えて
今後も世界進出するものと
思っています。
 
さしあたり、錦織圭全豪オープン
現実進行中で、準々決勝に進んで
いることを、当たり前に感じるように
なってきていることは、
もう、日本人プレーヤーのマインドも
世界レベルなんだと言えるでしょう。
 
 

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