テニスの大会は初夏から秋がメインだが、オフシーズンも大事。
世界四大大会は、今月の全豪オープン
に始まり、全仏5月、全英6月、全米9月
と暖かいときが中心だ。
もちろん、ATPツアーは、一年中ある
ので、世界ランキングを保持して行く
ためには、冬場もあるわけだか、
メインシーズンでのテニスは、
プレーする上でも観戦する上でも
心地よい季節と言える。
とは言ってもオフシーズンも
いい結果を残すために重要と言える。
身体を休養させることも、肉体の回復
や精神の癒しになる。
もちろん、プレー上のことも、新しい
得意技や戦略を考えるいい時期になる。
とかく人は、ある一定のことで
うまく行き、慣れてくると
新しいことに取り組むことは、
億劫になる。
今のいい状態が壊れたり、新しいことに
エネルギーを使うのは、疲れるからだ。
だが、プロの世界や向上を目指す人たちは、
常にさらなる高みに登るため、
現状を打破していく。
ステファンエドバーグが、ロジャーフェデラー
のコーチになったときのフェデラーの目的は、
そういうところだったのだろう。
グランドストロークが、主流の昨今の
テニス界で、あえてサーブ&ボレーヤーの
指導を選ぶフェデラーの考えには、
世界一流の空気を感じる。
新しい空気を自分の中に入れて、
時代の変化を牽引する。
一流のプレーヤーは、マインドもカッコいいのだ。