北欧の貴公子 ステファン・エドバーグ

出身は北欧のスウェーデン出身のプロテニスプレーヤー。1966年1月生まれで現在49歳である。 テニス界には、現役は引退しているが、ロジャー・フェデラーのコーチとして世界を回っている。 そんな彼のことと筆者への影響などについて書き綴ってみようと思う。

全豪オープンテニスは毎年年始の1月下旬の2週間で行われるエドバーグには縁のある大会

全豪オープンテニスは、年明け後2週間置いて

一月後半に行われる。

全豪オープンテニスでは、エドバーグは2回優勝。

1985年にビランデル、1987年にキャッシュに勝利の

上、優勝している。

 

生涯で4大大会は6度優勝しているが、

そのうち4つが芝のコートであったことを

考えると、いかにサーフェスの速いコートが

サーブ&ボレーのプレーヤーには大事で

あるかがはっきりわかる。

 

芝つまりグラスコートはコートキーパーが

大変なので、数も限りがある。

そして連続で使用するなら、

ウィンブルドンも毎年そうだけど、

2週間でボロボロになってくる。

 

使い始めは、潤いもあって滑るわけだが、

後半戦になると、選手がステップした後や

乾いてきて湿り気がなくなるので、

ボールが弾むようになってくる。

 

なので、芝の特性が生きる期間というのは

ほんとうに短いのだ。

そんなわけで、芝にはスペシャリストがいて

エドバーグはそのうちの一人といって

いいだろう。

 

ただ、そういうコートメンテナンスの上で

大変な手間が必要なため、昨今ではどんどん

ハードコート化している。

 

ハードコートになると

芝よりもボールが高く弾むため、

ボレーの特性が生きなくなるので、

違うプレースタイルを取り入れる必要が

生じる。

そして、各ショットにも工夫を凝らす

必要があるのだ。

 

そして、グランドストローカーでダブルハンド

のプレーヤーは増えたので、

高く弾むサーブはかえって上から押さえつけられて

カウンターを浴びることが多くなったため、

エドバーグも後半戦はあまり高い弾みを

しないスライスサーブを多用するようになった。

 

 

 

時代とともに、そして、その時代にいる選手の

特徴によっても、テニスは変化していくので

日一日も変化は小さいが5年、10年とたつと

新しい選手が出てくるのだ。

 

そんなことで、世代交代もあれば、

実は年齢ではなく、プレースタイルやショットの

特性がそのプレーヤーの寿命を決めることが

よくあるのだ。

 

長期間の時代にマッチする人もいれば、突発的に

その絶頂期だけ短期間に世界のトップに

のぼり詰めるプレーヤーもいる。

 

どっちも世界のトップに行くのは大変なことなの

だが、誰しも長期間トップに君臨し続けるのは

難しく、それを出来るプレーヤーが名プレーヤー

に名を連ねるのだ。

 

今年もあと、2ケ月強になったが、

3カ月後には、全豪オープンがあるので

各国のプレーヤーはすでに意識しながら

毎日を過ごしているだろう。