北欧の貴公子 ステファン・エドバーグ

出身は北欧のスウェーデン出身のプロテニスプレーヤー。1966年1月生まれで現在49歳である。 テニス界には、現役は引退しているが、ロジャー・フェデラーのコーチとして世界を回っている。 そんな彼のことと筆者への影響などについて書き綴ってみようと思う。

キャッシュ(パット キャッシュ)というオーストラリアのテニスプレーヤーは、1度ワインブルドンを制している

キャッシュ(パット キャッシュ)という

オーストラリアの選手がいる。

キャッシュは、エドバーグを語るとき

忘れてはならない選手だ。

年齢的には、キャッシュがエドバーグの

一つ上くらいになる。

 彼もサーブ&ボレーを得意として

主にサーフェスの速いコートで勝利する

ことを得意としている。

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もともと、今はハードコートになって

しまったが、その前は、芝のコートであった

ため、

4大大会の一つを地元で勝利する目的も

あったと思うが、

キャッシュはサーブ&ボレーの選手であった。

 

ATPの世界ランキングの上位にいたこともあり

また、芝を得意とするサーブ&ボレーの

プレースタイルで、4大大会では、

1987年ウィンブルドンで勝利をおさめている。

残念ながら全豪オープンでは、このウィンブルドン

を取った1987年と1988年に二年連続で準優勝に

終わっているが、

対戦対手はいずれも、ステファン・エドバーグ

であった。

 

つまり、サーブ&ボレーの選手は

ボールがあまり弾まずに滑る芝のコートを

得意とする傾向がある。

事実、キャッシュが優勝した1987年の

ウィンブルドンでの対戦相手は、

イワン・レンドルで

彼に 7-6 6-2 7-5 のストレート勝ち

なのだ。

 

レンドルと言えば、ある時期世界ランキング1位

を何年か続けていた名選手であり

グランドストロークを得意とする選手。

テニスをする人で知らない人はいないと

思うが、その彼にウィンブルドン

ストレートで勝利しているということは、

芝のコートでは、かなり強いことを

証明しているといえる。

 

レンドルは、結局生涯ウィンブルドンでは

一度も優勝していない。

決勝まで進むことはあっても、

最後にネットプレーヤーに負けていた印象

がある。

トニー ローチというボレーのコーチを

付けてかなりの練習を積んだが、

結局ウィンブルドンでは優勝できなかった

のだ。

 

もし世界を目指していて、

現代テニスはグランドストロークは、

強力な武器であって必須にはなるが、

芝コートなどの速いサーフェスのコート

が好きなプレーヤーは、

サーブ&ボレーをマスターすることを

オススメする。

ダブルスでは、ほとんどのプレーが

ネットプレー、主にボレーになるので、

シングルスでは、ほとんど顔を出さないが、

ダブルスでは、世界のトップにいる

プレーヤーも多い。

つまり、サーブ&ボレーヤーは、どちらでも

活躍できるということである。

 

なので、エドバーグもシングルスでの

活躍がクローズアップされることが多いが

ダブルスの実績もシングルスに劣らない

ほどすごいものがある。

 

彼は、地元の同じ国のヤリードという選手と

組んで、ATPはもちろん、デビスカップという

国別団体戦でもダブルスで組んで

成績を残している。

 

パットキャッシュが、ウィンブルドンで勝利

したのはいう間でもなく、サーブとボレーが

強かったのだ。

サーブは、とくにファーストサーブに

かなり速いフラットサーブを駆使して

サービスエースを取った。

 

その威力で返球されるリターンは甘く

なるので、キャッシュもボレーを磨いて

いる。

彼のボレーは極めて基本に忠実で、

しっかりと下半身の重心を低くして

重みのあるボレーを打っていく。

 

ちょうど彼の体つきも、テニスプレーヤー

というよりはラグビーの選手とでもいえる

ようながっしりした体格なので、

ボールに重みが乗るのだろう。

 

ネット際にジワジワ詰め寄って

相手にプレッシャーを与えながら、ポイント

の山を築くのだ。

 

エドバーグがプロの世界に出てきた最初の

時期に戦った相手として

パットキャッシュを忘れることは

ないだろう。